2019年今年の藍染は昨年より引き続き三つ藍甕を育てておきたいと思います。
(注)詳しくは藍染日誌2018参照してください。
本来は、毎年4月半ばより藍を建て始めるのですが、今年は昨年建てた三番藍甕が12月より発酵してしまったので、今年はその藍甕を中心とした染を行いたいと思います。
8月11日現在の藍の状態はとても良好です。
今年は藍甕3兄弟が揃っていい状態を維持しており、少し怖いくらいです。
そんなわけで今回糸を少し染めてみました。
藍のPH値は以下の通りです。
1番藍甕 PH値 10,4
2番藍甕 PH値 10.2
3番藍甕 PH値 10,2
5月26日現在の藍の状況です。
つい最近,PH計が壊れたと勘違いしてしまいました。
その結果、業者の方に来ていただいてご迷惑をおかけしてしまいました。
PH計を確認した結果、問題ないと結論が出たのですが、その数値があまりにも低かった為自分で壊れたと早とちりしてしまいました。
これからは丁寧に確認をしていきたいです。
現在の藍のPH値は以下の通りです。
1番藍甕 PH計 10,7
2番藍甕 PH計 10,7
3番藍甕 PH計 10,5
2019年元旦
11:00 一番藍甕 PH値11,4
二番藍甕 PH値10,8
三番藍甕 PH値10,2
三番藍甕へ消石灰80g投入(アルカリ度が10,0を切ると雑菌が入るので注意)
1月6日
10:00 一番藍甕 PH値11,5
二番藍甕 PH値11,4
三番藍甕 PH値11,2
(注)三番藍甕へ消石灰を投入して、次の日には数値は下がっています。
1月19日
10:00 一番藍甕 PH値11,1
二番藍甕 PH値11,0
三番藍甕 PH値10,7
三番藍甕が現在染色可能でありますが、染浴の状態は寝ぼけた感じで、たとえ染色しても色の出は弱いと思われます。なぜなら、泡の出や、泡の色が濃い藍色でほんとに強い色の出が現れるときは泡に玉虫色が現れるからです。この時の色は残念ながらカメラを通しては見ることができませんけど。
とりあえず、気候が温かくなるまで染浴の状態(アルカリ度)を一定の状態に維持していきたいと思います。
10:00 一番藍甕 PH値 10,5
二番藍甕 PH値 10,4
三番藍甕 PH値 10,2
今回はすべての藍甕に消石灰を80g投入しました。
それによりしばらくはおとなしくお休みしてくれるかな?
9:00 一番藍甕 PH値 11,1
二番藍甕 PH値 11,1
三番藍甕 PH値 11,1
今回、プロカメラマンである倉渕さんが藍の撮影をしたいとの事、撮影協力しました。
ただ、気温が低いうえ藍が建っている甕は二番甕のみであるので少々色の出が悪いのが難点でした。
9:30 一番藍甕 PH値 11,0
二番藍甕 PH値 11,6
三番藍甕 PH値 11,1
当工房の妻が二番藍甕の様子が変と情報をもらい確かめると、少し変化が見られた。
とは言え、まだ色は少しつく程度、もう少しで半年ぶりの発行を見ることになります。
10:00 一番藍甕 PH値 10,2
二番藍甕 PH値 10,2
三番藍甕 PH値 10,9
時代も令和に代わり、春の訪れとともに藍も力を増してきました。
ようやく二番藍甕も発酵して染の時を迎えました。
今回は、自分のアンサンブルの裏地を藍で染めてみました。
とは言え、藍はきれいには染まらないもの。
羽織の裏地は事前に模様を付け、着物裏地は文様ありの女性ものなので、無地染めとしました。
ようやく藍甕3兄弟が揃って藍の華を咲かせました。
これまで一番藍のみが深い眠りについていたのですが、ようやく眠りから覚め、元気な状態になってきました。普通そのまま眠って終わるのものと覚悟していたのですが、元気になってくれたので、これから糸をたくさん染めたいと思っています。
しかしながら、5月20日、PH計が新品であるにもかかわらず壊れてしまったので、業者の人に連絡して対処しないと大変です。
そんなわけで、今回はPH値はありません。残念!